東レアローズ・荒木絵里香選手のイタリア・セリエAへのレンタル移籍について(東レ株式会社)
この度、V・プレミアリーグに所属する東レ女子バレーボール部「東レアローズ」の中心選手であり、全日本チームでも活躍中の荒木絵里香選手が、イタリアのプロバレーボールリーグ・セリエA所属の「ベルガモ」(Volley Bergamo s.r.l.)へレンタル移籍することが決定いたしました。本年10月1日から開幕するイタリアリーグに合わせて、契約期間を2008年9月1日~2009年5月30日とします。背番号は未定です。
本レンタル移籍は、東レアローズの選手育成の一環として行われるもので、契約期間を終えて日本に帰国する際は、東レアローズに復帰してプレーする予定です。
<レンタル移籍の背景・ベルガモを選んだ理由>
世界トップクラスのリーグでプレーを希望していた荒木選手の意向を踏まえ、昨年から本格的に海外リーグの情報収集に取り組みました。「ベルガモ」はセリエA1リーグでも何度か優勝経験がある強豪チームであること、荒木選手に試合出場のチャンスがあり、精神的・技術的にレベルアップする可能性が大きいといった理由から決定しました。
東レアローズにとって、中心選手である荒木選手が来シーズン不在となることは痛手となりますが、世界トップクラスのチームでの経験を通して、選手として一層レベルアップして帰国し、同チーム、そしてひいては日本のバレーボール技術のレベルアップへの貢献が期待されることから、今般、レンタル移籍を決定しました。
東レアローズは、世界レベルでもトップクラスに挑戦できるチームに成長することを目標としており、選手の継続的な採用や、精神面及び技術面でのトレーニングを充実・強化する他、今後も選手を海外の強豪チームに参加させる機会を作っていきたいと考えております。そのためにも今回の荒木選手のイタリア行きについては、先駆者としてぜひ成功してほしいと願っております。
「東レアローズ」男女バレーボール部は、今後も日本バレーボール界の発展と健全な青少年育成への貢献に向けて、さらに進化して参ります。今後とも暖かいご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
なお、本人プロフィールおよび本人コメントは下記の通りです。
記
1. 選手略歴 氏 名 : 荒木絵里香(あらき えりか)
身長/体重 : 186cm/75kg
ポジション : センター
生年月日 : 1984年8月3日(23才)
出身校 : 成徳学園高校(現 下北沢成徳高校)2003年3月卒業
入社年度 : 2003年度(2003年4月)入社
主な球歴 : <全日本として>
2006年 世界選手権 出場
2007年 アジア選手権 優勝、ワールドカップ出場
2008年 北京オリンピック 世界最終予選出場
<東レアローズとして>
2004年 リーグ戦 【チーム】 準優勝
【個人賞】 ベスト6
全日本選手権 【チーム】 優勝
【個人賞】 ベスト6
2006年 リーグ戦 【チーム】 4位
【個人賞】 ベスト6
2008年 リーグ戦 【チーム】 優勝
【個人賞】 MVP、ベスト6、ベストブロッカー、ベストスパイカー
全日本選手権 【チーム】 優勝
2. 本人コメント
高校生の頃から、いずれは海外のトップクラスのチームでプレーして、挑戦してみたいという気持ちをずっともっていました。今回のレンタル移籍の実現に向けて、ご理解とご協力を頂いた関係者の方々に心から感謝しています。
セリエA「ベルガモ」では、バレーボール選手としてのスキル、メンタル面はもちろん、人間的にも大きく成長できるように、頑張りたいと思います。そして、今回の移籍の経験を帰国後、東レアローズ、ひいては日本のバレーボールの飛躍に貢献できるようにしていきたいと思っています。今後ともご声援よろしくおねがいします。
以上
荒木、1シーズン期限で伊ベルガモへ…女子バレー(スポーツ報知)
バレーボール女子のプレミアリーグの昨季覇者、東レは24日、北京五輪日本代表センターの荒木絵里香(23)がイタリア1部リーグ(セリエA)のベルガモに、9月1日から来年5月末まで移籍すると発表した。東レはチーム強化のため、今後も所属選手を海外の強豪チームに派遣する方針を明らかにした。
荒木は「高校生のころから海外のトップクラスのチームに挑戦してみたいという気持ちを持っていた。ベルガモでは選手としてはもちろん、人間的にも大きく成長できるよう頑張りたい」という談話を出した。