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WGP決勝R 中国戦&ブラジル戦

12日
日本 1-3 中国
(17-25、30-28、15-25、21-25)

日本は栗原選手と木村選手の活躍で第2セットを取ったのですが、この試合ではセンター陣が攻撃で目立たずサイドアタッカーの打数が多く、チームのアタック決定率が3割に達しませんでした。(決定率が4割を超えたのは木村選手のみ)
栗原選手の打数が両チーム最多の62で日本の打数の36%を占め、木村選手の打数46も両チームで2番目で日本の打数の27%でした。(センター陣の打数は18%)
そして、中国に17本のブロックポイントを許し、高さのある趙蕊蕊選手とパワフルな王一梅選手の攻撃も止めることができませんでした。
あと、中国は周蘇紅選手も良い働きをしていました。


13日
日本 0-3 ブラジル
(23-25、23-25、19-25)

ストレートで敗れたものの、3人のサイドアタッカーがチームを引っ張って日本のアタック決定率は46.08%(高橋選手53.85%、栗原選手50.00%、木村選手38.24%)で一方的な展開にはさせませんでした。
しかし、日本はこの試合でもサイドアタッカーにトスが集中してチーム全体の打数の82%を占めました。
対するブラジルもサイド中心でしたが、日本より攻撃力があってチームの決定率が53.76%で、シェイラ選手が59.09%をマークしました。
シェイラ選手は速さだけでなくパワーと精度もあってスパイクミスは0本で、ブラジルのスパイクミスは合計3本だけでした。
そして、ブラジルはブロックや繋ぎも良くて各セットで総合力の差が出た試合でした。


勝ったブラジルが決勝R5戦全勝で2年ぶり7度目の優勝を果たし、日本は1勝4敗で6位でした。(来年も決勝Rが日本とか)
予選Rでは五輪が心配でしたが、決勝Rの強豪との5連戦では日本の試合内容が良くなってイタリアには勝利し、敗れた試合でも健闘を見せました。
栗原選手と木村選手の高速バックアタックは効果的ですね。(2人とも逞しくなりました)

五輪では「惜しかった」だけではダメで結果が求められ、開催国はホームの日本ではなく中国で、各国のモチベーションも更に高まった中でWGPの決勝R以上の力を発揮しなければならなくて厳しいですが、しっかりと準備をして万全なコンディションで全てを出し切ってほしいと思います。
<最終順位>
 優勝:ブラジル  5勝0敗 
 2位:キューバ  4勝1敗
 3位:イタリア  2勝3敗(得点率0.973)
 4位:アメリカ  2勝3敗(得点率0.951)
 5位:中国  1勝4敗(得点率0.966)
 6位:日本  1勝4敗(得点率0.910)
――――――――――――――
 7位:トルコ  4勝5敗(得点率1.015)
 8位:ドイツ  4勝5敗(得点率1.001)
 9位:ドミニカ共和国  4勝5敗
10位:ポーランド  1勝8敗(得点率0.898)
11位:タイ  1勝8敗(得点率0.862)
12位:カザフスタン  1勝8敗(得点率0.761)

※7位以下の成績は予選Rのものです。

6位以上の国の今大会の通算成績
1位:ブラジル 13勝1敗
2位:イタリア 10勝4敗(得点率1.068)
3位:キューバ 10勝4敗(得点率1.066)
4位:アメリカ 9勝5敗(得点率1.072)
5位:中国 9勝5敗(得点率1.057)
6位:日本 3勝11敗

ブラジルの1敗は予選R第1週の中国戦(2-3)で喫したもので、この時のセッターはフォフォン選手ではなくカロリナ選手でした。
一方の中国も第4セットからセッターのスタメンを魏秋月選手にして逆転勝利しました。

ブラジルは決勝Rでジャケリネ選手を一度も使いませんでした。
これは北京五輪に向けた作戦なのでしょうか?
まだ三大大会で優勝したことがないので「北京五輪こそは!」という気持ちが強いでしょうね。
キューバは予選Rでイタリア(2度)と中国に敗れましたが、決勝Rでは勝ちました。
決勝Rのアメリカ戦にフルセット勝ちした後、ラミレス選手とカルデロン選手がつかみ合いの喧嘩をしたそうです。
つまらない理由とか殴ったりとかはいけませんが、強いチームになるためには言い合いもアリかと。
常に主力の誰かを登録メンバーから外していたイタリアは表彰式でも笑顔があって楽しんでいる様子で、「決勝Rは死んだふりをしていただけなのかな」と思いました。
しかし、デルコーレ選手が怪我か病気かで五輪出場が無理なようです。(まさかこれは情報戦ではないでしょう)
アメリカもスタメンセッターがバーグ選手でアタッカーはいろんな選手を使っていて、勝ちに拘らず完全に北京五輪のことを意識している感じがしました。
中国は決勝Rでは振るいませんでしたが、国内で行われた予選Rでは8勝1敗でブラジルに敗れただけでした。
ホームの後押しは大きな力になるので、北京五輪ではできればどこも中国と当たりたくはないと思います。
しかし、日本は予選リーグで中国と同組です。

WGPに出場しなかったロシアとセルビアは親善試合を5試合(新ボールを使用)行ってロシアの4勝1敗だったみたいです。
北京五輪では新ボールの影響がどう出るのかにも注目ですね。


北京五輪から採用される新ボール


<個人賞> 
MVP:マリ(ブラジル)
ベストスコアラー:栗原(日本) 83得点
ベストスパイカー:ラミレス(キューバ) 56.04%
ベストブロッカー:バレウスカ(ブラジル) 1.00本
ベストサーバー:栗原(日本) 0.42本
ベストセッター:竹下(日本) 9.68本
ベストリベロ:佐野(日本) 68.14%

※数字は決勝Rのものです。

Brazil claim seventh World Grand Prix title with perfect 5-0 record(FIVB)

チーム表彰式(You Tube)

個人表彰式(You Tube)


サーブレシーブとディグの部門には個人賞は設けられていませんが、そちらの部門でも佐野選手がトップでした。
それから、木村選手がサーブレシーブで3位、荒木選手がブロックで4位に入りました。

これだけトップの数字を残した選手がいたにもかかわらず6位だったということは、各部門で1人や2人の選手に頼り過ぎたのとランキングには出ていない部分で他国より劣っていたことが考えられます。

レシーブでは上位に日本の選手が固まっているのですが、攻撃やブロックではそれが見られません。
W杯と北京五輪世界最終予選では勝率が同じだった国よりも得点率が悪くて順位が下になりました。
なので得点力(攻撃力とブロック力)をもっと上げなくてはならないと思います。
やはりセンター線が活躍し、サイドの負担を軽減して全員バレーができるかがカギですね。


ところで、ヴィチェンツァから中田久美さんにコーチ就任の要請が来ているようですね。
昨季ヴィチェンツァのチームはイモラに移ってプレーしましたが、またヴィチェンツァに戻りました。

La Minetti Infoplus Vicenza è in trattativa con Kumi Nakada(ヴィチェンツァ公式HP)

ヴィチェンツァはYou Tubeチャンネルも持っています。
 →こちら

また、Volleyrosa.netの記事には“piccolo genio”(小さな天才)と書かれています。
Un "piccolo genio" alla corte della Minetti (Volleyrosa.net)
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