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アローズ関連記事:2006年WGP

“東レ・トリオ”大活躍で日本完勝(2006年8月19日 スポニチ)

バレーボール女子のワールドグランプリ東京大会が開幕。世界ランキング7位の日本は初戦で同4位のキューバと対戦し、ストレート勝ちした。10月開幕の世界選手権(国内10都市)と08年北京五輪を見据えた今大会で、チーム最多の13得点を挙げた大山加奈(22)、国内初先発となった荒木絵里香(22)、19日に20歳の誕生日を迎える木村沙織の“東レ・トリオ”が計33点と爆発。格上に圧勝して好発進した。

 第3セットは11―13から6連続得点をマークして、一気に押し切った。日本の勢いを示すストレート勝ちに、コート上で笑顔がはじけた。キューバは故障者続出で精彩を欠いていたとはいえ、日本の強さだけが目立った1時間27分だった。

 主役は大山、荒木、木村の3人だった。全員が下北沢成徳高から東レに進んだ。同期の大山と荒木は春高で全国制覇し、2人より2学年下の木村は先輩の後を追うように東レに入社した。高校、実業団に続いて全日本でも同じユニホームに身を包んだ3人が、そろって活躍した。

 第1セットは大山の強打で競り勝ったが、第2セットの主役は荒木だった。国内では初のスタメン出場に「緊張というより、どうしようという感じだった」と振り返ったが、速攻にブロックに奮闘した。昨年、初めて代表入りしたものの控えに甘んじた。そこで、10キロ減量してシャープな動きを取り戻し、宝来に代わってスタメンの座をつかんだ。父・博和氏は早大ラグビー部でロックとして活躍した名選手。「尊敬している」という父が観戦する前で破壊力を見せつけ、この試合は13点の大山に続く12点。10代最後の試合となった木村も8点と続いた。

 5位に終わった04年アテネ五輪から2年。柳本監督は08年北京五輪を見据えた強化を図ってきた。昨年は「変化とスピード」をテーマに掲げて菅山らを抜てき。今季は「ミスを2本減らす」の意味を込め「アンダー2」を合言葉に汗を流してきた。その通り、ミスでの失点はわずか7。着実な進歩を見せたチームに、柳本監督も「キューバの高さは世界トップクラス。自信になったよ」と会心の笑みを浮かべた。

サオリンにセリエA強豪ペザロがオファー(2006年9月3日 スポーツ報知)

イタリア・セリエAの強豪ペザロが、人気・実力とも急上昇のサオリンこと木村沙織(20)=東レ=にオファーを出していたことが2日、明らかになった。スカウトも来日するなど、本腰を入れて獲得に乗り出す。日本はイタリアと対戦。木村は9得点にとどまるなど0―3のストレート負けを喫し、対イタリア戦10連敗。米国が韓国を3―1で下し、自力での決勝トーナメント進出がなくなった日本は3日、大会3連覇を目指すブラジルと対戦する。

 セリエAの名門・ペザロが、本気で木村の獲得に乗り出した。来日中のチーム関係者が「オファーを出す。獲得出来れば、大きな戦力になる。若いし、イタリアでも多彩なプレーを披露できるはず」と、明かした。契約期間は1年を考えているという。

 実はペザロ側は、昨シーズンも獲得オファーを申し入れたが、チーム事情を考慮し、断念した経緯がある。だが今季は、ワールドGPでブラジル代表を率いるギマラエス・ジョゼ監督を迎え入れるなど、スタッフを刷新。その中で、新監督も木村のプレーには注視しており、セッターとしての才能もある20歳が加入することで、チームはより厚みを増す。「環境面になれることは難しいかもしれないが、プレーだけなら通用する」とチーム関係者は、世界最高峰リーグでの成功を約束した。

 アタッカーとセッターをこなし、日本の2大会ぶりとなったアテネ五輪出場にも貢献した木村の評価は高い。関係者は「大きな舞台を経験したことで、また高いレベルになったようだ」と分析。2004年6月にも高橋みゆき(27)=NEC=がプレーするセリエAのビチェンツァが獲得を申し入れているなど、イタリア国内でも木村は注目の選手だった。

 Vリーグ規定では、前所属チームから「移籍承諾書」を取り付けないと、新チームと契約を結べないが、外国チームは例外。移籍証明書が日本と当該国協会と国際連盟間で交わされれば契約可能となる。ジョゼ監督は「木村が来てくれるなら歓迎するよ」と話し、才能あふれる日本代表選手の活躍に期待を寄せた。

 ◆木村 沙織(きむら・さおり)1986年8月19日、東京・あきる野市生まれ。20歳。多西小2年からバレーを始め、下北沢成徳中では全国中学生選手権で優勝。下北沢成徳高では1年時に春高優勝、インターハイ3位、国体準優勝。2年時にも春高で優勝した。史上最年少17歳で04年アテネ五輪を経験。05年2月、東レに入団。最高到達点は298センチ。182センチ、65キロ。

 ◆ペザロ 女子チーム発足は1967年。セリエC時代が長かったが、96年にセリエB、00年6月にA2昇格、03年からA1に。本拠地はペザロ。大手システムキッチンメーカーがスポンサー。イタリア代表のリニエリらを擁し、05―06年シーズンは19勝3敗(勝ち点54)で優勝。ユース育成に力を入れ、国際大会で実績を持つイタリアU―16、U―17の選手も在籍。



サオリン移籍NO…イタリア挑戦来季以降(2006年9月4日 スポーツ報知)

イタリア、セリエAの強豪ペザロが全日本代表の木村沙織(20)獲得に乗り出していることを受け、木村が所属する東レの菅野幸一朗監督は3日、スポーツ報知の取材に対し、重要な戦力のため現状での移籍は難しいとの認識を示した。最終戦を戦った日本は、大会3連覇を目指すブラジルに0―3でストレート負けしたが、米国がロシアに1―3で敗れたため決勝ラウンド(6~10日、イタリア・レッジョカラブリア)進出が決定した。

 サオリンのイタリア行きは、来季以降に持ち越された。強豪ペザロが木村の獲得を目指していたが、東レの菅野監督は「条件、環境、本人の意思、すべてがそろわないと出せない。今のチームの事情を考えれば出すことはできない」と、チームとして移籍はないとの見方を示した。

 来季からブラジル代表を率いるギマラエス・ジョゼ氏を新監督に迎え入れ連続優勝を目指すペザロは、昨季から木村獲得を検討していた。2004年には、今大会でも活躍した高橋みゆき(27)がプレーするビチェンツァが獲得に動いたこともあり、今大会でも木村の注目度は高かった。ペザロ関係者は「すばらしい選手であることに変わりはない」と、今後も獲得を目指す方針を示している。

 大会を通じ活躍した木村は、この日も3連覇を目指す王者ブラジルに対し、強烈なバックアタックを含む9得点を挙げ奮闘した。「今回の戦いを通じて自分のチームの中での役割が見えてきた」日本代表を背負うサオリンが、世界に飛び立つ日は確実に迫っている。

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