日本 1-3 ブラジル(16-25、25-23、17-25、18-25)
サーブでジャケリネ選手を狙って崩すなど日本にも流れが来て1セット取りましたが、やはりブラジルは強かったです。
荒木選手が18本打って5割のアタック決定率を残したものの打数の多いその他の選手が決められず、日本の決定率は28.38%(ブラジルはチームで5割)しかありませんでした。
それと、ブロックでも5本と15本で大きな開きがありました。
強豪国と対戦した時はいつも特にブロックが課題になりますね。
この結果6勝5敗となって、ポーランドに得点率で及ばずW杯ワーストタイの7位で大会を終えました。
それで、来年5月17日から25日まで日本で行われる世界最終予選兼アジア大陸予選(OQT)で北京五輪を目指します。
ちなみにOQTに出場するアジアの国は日本、韓国、タイ、カザフスタンです。
アジア以外の4ヶ国は各大陸予選(1位の国が五輪の出場権を獲得)後にFIVBランキングで決まります。
僕は大会前に
日本の成績を7勝4敗で前回と同じ5位と予想しましたが甘かったです。
日本は2003年のW杯が5位、2004年の五輪も5位タイ、2005年のグラチャンも5位、2006年の世界選手権は6位、今回のW杯は7位でチームとしての成長がよく見えなくて伸び悩みを感じ、欧州のチームの方が伸びていて、北京五輪に出たとしてもホームではないし、この位置からメダルを取るのは奇跡に近いでしょう。
日本はここで監督を交代するという思い切ったことはできないと思います。
しかし、まさか後任の候補も決まっていないということはないですよね?
一方、今回も優勝を逃したブラジルのギマラエス監督は解任の危機に立たされているみたいですね。(日本も掲示板では解任要求が多く見られますが・・・)
国民がスポーツに対して愛と厳しさを持っていて常に優勝を義務付けられている監督や選手は大変ですね。
恐ろしいことに「ブラジルには“切り替え”という言葉は無い」というのをサッカーの本で見ました。
無いことはないと思いますが、勝負である以上は絶対に結果を出さなければならないし、悪ければ2度と同じ過ちを繰り返さないようにしっかり反省しなければならないということなのでしょう。
流石はスポーツ大国です。
試合後の全日本の監督・選手のコメント(スポーツナビ)
日本、ブラジルに敗れ史上最低の7位(サンスポ)
<その他の試合結果>イタリア
3-0 アメリカ
キューバ
3-1 セルビア
ドミニカ共和国
3-2 ペルー
ポーランド
3-0 タイ
韓国
3-0 ケニア
<最終順位> 優勝:
イタリア 11勝0敗(得点率:1.421 セット率:16.500) 初優勝
準優勝:
ブラジル 9勝2敗(得点率:1.328 セット率:3.222)
3位:
アメリカ 9勝2敗(得点率:1.145 セット率:2.154)
――――――――――――――――――――――――――――
4位:
キューバ 8勝3敗(得点率:1.073 セット率:1.647)
5位:
セルビア 7勝4敗(得点率:1.051 セット率:1.733)
6位:
ポーランド 6勝5敗(得点率:1.107 セット率:1.278)
7位:
日 本 6勝5敗(得点率:1.022 セット率:1.105)
8位:
韓 国 4勝7敗(得点率:0.973 セット率:0.727)
9位:
ドミニカ共和国 3勝8敗(得点率:0.875 セット率:0.429)
10位:
タ イ 2勝9敗(得点率:0.848 セット率:0.379)
11位:
ペルー 1勝10敗(得点率:0.796 セット率:0.200)
12位:
ケニア 0勝11敗(得点率:0.579 セット率:0.061)
やはり総当たりのリーグ戦では実力があって波が少なく安定感のあるチームが上位に来ますね。
イタリアが失ったセットはセルビア戦の2セットだけでした。(前回優勝の中国は4セット)
「カテナチオ」(“かんぬき”や“鍵をかける”という意味)と呼ばれる強固な守備を基本にそこから攻めへと転じるイタリアサッカーのような堅実さがありました。
野球で言えば今年日本一になった中日のようです。
順位予想は下位3チームしか的中せず、その他は微妙に違いました。
アメリカは思った以上に強いチームに仕上がっていました。
セルビアもジェリシロ選手やスパソイエビッチ選手がいなかったにもかかわらず意外と崩れませんでした。
欧州大陸予選にはロシア、ドイツ、オランダ、ルーマニア、トルコ、セルビア、ポーランド、クロアチアが出ることになりました。
<個人賞>MVP:ジョーリ(イタリア)
ベストスコアラー:スコブロニスカ(ポーランド) 182得点
ベストスパイカー:カリーヨ(キューバ) 52.53%
ベストブロッカー:ジョーリ(イタリア) 0.94本
ベストサーバー:サントス(キューバ) 0.47本
ベストセッター:フォフォン(ブラジル) 9.58本
ベストリベロ:カルドゥッロ(イタリア)
バルボリーニ監督(イタリア)
「このW杯での優勝に対して私は本当に本当に嬉しいということだけ言える。イタリアが上位3チームの中に入るのは初めてなので優勝はご褒美だ。11連勝で到達するのは物凄い成果なので、我々にとって最終戦に勝つのは重要だった。私は彼女たちが素晴らしいシーズンを過ごしたので、これが私のチームと選手に対する素晴らしい賞であると考える。彼女たちはこのように終わりたかったと思う。今年素晴らしい年を過ごせたことに対して、私のチームとスタッフにお礼を言いたい。(昨年監督に就任して以来)私は熱心に働き、確かにほんの少しの運があった。私は実戦や戦術の練習と他チームの研究を熱心にやった。イタリアでは我々は“地面に足をつけなければならない”と言う。今シーズンは素晴らしく、今我々は喜ばなければならない。そのあと来シーズンについて考えなければならない。非常に難しくなるだろう。」
ロビアンコ選手(イタリア)
「今日のこの勝利に対して全ての選手とスタッフを祝福したいです。これは歴史的な勝利です。試合は簡単ではなかったですが、私たちは最後まで我慢強かったです。私たちは北京への切符を手にしたことは知っていましたが、なおも試合に負けないように決心していました。反復練習によって、私たちには身体的なパワーよりもむしろさらに強いメンタリティがあります。」
郎平監督(アメリカ)
「イタリアチームにおめでとうございます。彼(女)たちは素晴らしいプログラムと偉大なチームを持っている。私は試合前に弱点が全く無いと選手に言った。もう片方のチームが何も与えないので、自分自身で点を取らなければならない。大事な時に我々はいくつかエラーを犯した。我々にはするべき多くの宿題がある。」
ブース選手(アメリカ)
「イタリアは素晴らしいプログラムを持った立派なチームです。私たちの考え方は、失うものは何も無くただ楽しむというものでした。今シーズン一緒に戦う最後の試合で、お互いのためにプレーするために試合に臨みました。イタリアはコート上の所定の場所に6人の素晴らしい選手がいて、出ているのは誰もが良い選手です。1人のアタッカーだけに目を向けることはできません。」
gold medal for Italy. Italy, Brazil and U.S.A. qualified for Beijing Olympic Games(FIVB)
Italia - Stati Uniti 3-0. E' la Generazione di Fenomene!(Volleyball.it)
Chi sono le 12 protagoniste della nuova Generazione di 'Fenomene'(Volleyball.it)
4° turno, 3^ giornata sito A: Italia - USA (volleyrosa.net)
Barbolini analizza il trionfo azzurro (volleyrosa.net)
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