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W杯の中身と開催国としての姿を考える

開催国固定、推薦枠あり、五輪開催国不出場、新アイドルグループのお披露目・・・

W杯は3位以内に入ると五輪の出場権を獲得することができますが、1977年以降は日本開催が続いていることと、FIVB推薦というよく分からない敗者復活制度があること、そして実力があっても五輪の開催国は出場できないことが大会の権威を失墜させていると思います。
中国はW杯と五輪のディフェンディングチャンピオンです。
先月のアジア選手権は準優勝していて五輪開催国でなければW杯に出場できます。
この状態ではW杯とは言えず完全に五輪の予選会ですね。
五輪の出場権が懸からなければ出場国が倍になったグラチャンです。
それと、毎回W杯は新しいジャニーズグループのお披露目会みたいになっています。
これを他の競技のW杯と同列にしてW杯と呼ぶのは少し恥ずかしい感じがします。
やはり、W杯よりも歴史があって規模が大きく、日本以外で開催することもある世界選手権の方が権威のある大会と言えそうです。
推薦枠はいらない
  弱い大陸にもチャンスを、強い大陸にはアドバンテージを


W杯の予選を兼ねた大陸選手権で敗退したチームは出るべきではないので推薦枠はいりません。
僕の考える出場枠はこうです。

開催国 1
アジア 2
北中米 2
南米 2
欧州 2 
アフリカ 2
世界選手権優勝大陸枠
or 大陸ランキング枠 1


開催国枠(日本枠とも言えますね)が1で、次に全ての大陸選手権の優勝国と準優勝国に出場権を与えます。
準優勝なのにランキングが低いということで出られず、他の大陸の3位や4位のチームが出ているのは差別的でバレーの発展に繋がりません。
出場枠が現状の12なら、各大陸から最低2ヶ国の出場がベストだと思います。
ということで、これで11ヶ国となりました。
あとの1枠は世界選手権の優勝国のある大陸に与えるか、あるいは世界選手権後に大陸のランキングを出して1位の大陸にもう1枠与えるというのはどうでしょう。
世界選手権優勝国に出場権を与えるという考えは大陸選手権が白熱しなくなる可能性があるので捨てました。
そして、五輪の開催国でも大陸選手権を勝ち抜けばW杯に出場できることにしてほしいです。


ホスト国としてバレーの良さを伝えなければならない

これは日本で開催されるどのバレーの国際大会にも言えることです。
まず、日本の試合前に歌手が毎回歌う必要はなく、開会式(または日本の初戦の前)か閉会式あたりに会場で歌って、あとはTV中継のオープニングで曲を流すだけで十分です。
メインはバレーのはずなので選手より目立ってはいけません。
それにしても、日本のスポーツ番組はタレントの起用が目立ちますね。
それほどスポーツが文化として定着していない日本ではスポーツの地位が低く、タレントを使わないと数字が取れないということなのでしょう。
それから、容姿が良かったり人気がある選手をアイドル化してドラマ仕立てにし、筋書きのないドラマが台無しになっています。
日本のTV局は視聴率のことばかり考えずにもっと競技そのものの素晴らしさを伝えて、その時中継している大会だけでなく、国内最高リーグであるVリーグのことも宣伝してほしいです。
よく自慢するかのように「○○○(大会名)独占放送!」と書いてありますが、そういうのを見ると嫌悪感を覚えます。
先日の欧州選手権のネット放送はドイツ語の放送(実況のみで常に淡々としていました)で国名や選手名以外の言葉はほとんど分かりませんでしたが、言葉が理解できなくても派手な演出がなくてもバレーのルールを知っていれば楽しめます。
高いレベルの試合では余計な言葉はいりませんね。
プレーだけで凄さが伝わって来ます。
日本の応援を煽るDJについては、ホーム&アウェーの大会なら別に構わないと思います。(VSUに応援のリードを任せるのが一番ですが・・・)
しかし、世界選手権やW杯のホスト国の場合は全体のことを考えないといけないので、自己中心的な大会運営ではダメです。
聞くところによると、今回の大会次第で欧米から開催地変更を要求する意見が出される可能性もあるとか。
ホスト国としての真価が問われています。

W杯開幕まで4週間を切りました。
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2007.10.08 11:02

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