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世界選手権(女子) 第2次R セルビア・モンテネグロ戦

日本 3-2 セルビア・モンテネグロ
(18-25、22-25、25-18、25-21、15-11)


Match result(PFD)

Match players ranking(PFD)


小山選手がスタメンに復帰しました。

第1セットはセルビア・モンテネグロの強さばかりが目立っていました。
「何でこのチームがFIVBランキング30位なんだ!」と思うほど、恐ろしく強かったです。
スパイクしたボールが重そうだったし、サーブも良かったです。
第2セットは日本も粘って終盤に一時は1点差まで詰め寄りましたが、結局セルビア・モンテネグロが逃げ切って連取しました。
しかし、セルビア・モンテネグロは中盤から第1セットの勢いが消え始めていました。
第3セットはまず高橋みゆき選手がチームを引っ張って、次に竹下選手がブロックとツーを立て続けに決めて日本が波に乗り、そのままセットを取りました。
第4セットは日本が1、2点リードする展開が続き、最後は3連続ポイントを奪って逃げ切りました。
木村選手がエレナ選手からブロックポイントを奪う場面もありました。
第5セットも終盤まで一進一退の攻防が続きましたが、11-10から荒木選手のブロックと高橋みゆき選手のスパイクで13-10として勝利に近づくと、13-11から高橋みゆき選手のスパイクと相手のスパイクミスで日本が逆転勝利しました。


面白い試合になりましたね。
木村選手vsエレナ選手や、エレナ選手vs荒木選手&木村選手のシーンも見ることができてとても嬉しかったです。

大熱戦になって会場の声援も凄かったですね。

完全アウェーの中で2セットを先取したセルビア・モンテネグロも素晴らしいチームでした。
今まで静かな会場だったので、少なからず影響が出たと思います。
これが日本以外の会場だったら正直どうなっていたか分かりません。
生まれて初めてこういう中で試合をした選手ばかりなのではないでしょうか?
昨年中国で行なわれたアジア選手権の日本×カザフスタンみたいな逆のシチュエーションを考えたら嫌になります。
でも、精神的に鍛えられますね。


日本はE組4位のままですが、まだ準決勝進出の望みはあります。
第2次R最終日の明日はE組の首位に立ったイタリアと対戦します。
明日も最後の最後まで諦めないバレーを見せてほしいです。


<荒木選手・木村選手・エレナ選手の成績>
荒木選手
14得点(アタック9 ブロック5)
アタック決定率:42.86%(9/21)

木村選手
15得点(アタック12 ブロック1 サーブ2)
アタック決定率:44.44%(12/27)
レシーブ効果率:47.83% 

エレナ選手
21得点(アタック17 ブロック3 サーブ1)
アタック決定率:48.57%(17/35)
レシーブ効果率:61.29%


<記者会見での監督・選手のコメント>(FIVBのHPより)
セルビア・モンテネグロ
テルジッチ監督
『日本の勝利は十二分に価値がありました。私たちが非常に高いレベルで1セット半戦ったことを認識するのは難しくありませんでした。しかし、第2セット後半からいくつかの凡ミスがあり、なぜかサーブとアタックのアプローチがよりソフトになりました。私たちは巻き返しを許し、打ち負かされました。第2セット後に日本は非常に上手くプレーしました。私たちはいくつかミスをしましたが、彼女たちは非常に良かったです。そして、それがこの試合に負けた理由の1つです。また、試合の雰囲気に影響されなかったのでレフェリーを祝福したいと思います。』

ツィタコビッチ選手
『日本チームが非常に上手くプレーしたので祝福したいと思います。最初の2セットは、彼女たちは全体の光景で恐らく少しナーバスになっていましたが、その後本当に上手くプレーし始めました。私たちは彼女たちを止めようとしましたが、簡単ではありませんでした。捕らえるのが本当に難しいので、他に何を言っていいか分かりません。連続で7勝したあと今負けたのは恐らく良い事でしょう。たぶん私たちに少しショックを与えるでしょう。』

スパソイエビッチ選手
『雰囲気がファンタスティックだったので、この試合の主催者を祝福したいと思います。私は大勢の人々の前でプレーしたことがありません。雰囲気に少し揺さぶられると感じました。そして、それが私たち対する最も大きな影響だったと思います。みんな第3セットで暗くなり、上手くいっていたもの全てが止まりました。第1セットでは私たちは完璧にプレーしました。私たちは速く、異なるサイドから攻撃しました。そして、実際に私たちはコート上の最良のチームでした。第2セットではミスをし始め、セットを取りましたが、日本チームにはそれについて考える時間がありました。私は連続で7勝したあと負けたのは良い事かもしれないということに同意します。』


日本
柳本監督
『私たちは第1セットで悪いリズムになり、セルビア・モンテネグロのアタックに対してタイミングが悪かったです。そして、ゲームが進むにつれて攻撃をブロックするタイミングを修正しました。第3セットからサーブで特定の選手を狙い、彼女たちは試合に勝つチャンスを私たちに与える不十分なサーブレセプションをしました。』

竹下選手
『誰も私がたくさんブロックを決めることを予想していませんでしたが、常にブロックの練習をしています。第3セットで私がブロックを決めたあとチームは良い雰囲気になりました。』

菅山選手
『第1、 第2セットではサーブレセプションで私たちは多くミスをしました。しかし、第3セットからは1つになることができました。それが勝てた理由です。』

杉山選手
『第1セットでは私たちが予想したよりもセルビア・モンテネグロのセッターが速いトス回しをしていたので、それに付いていくことができませんでした。第3セットの竹下さんのブロックのあと、セルビア・モンテネグロはより多くのミスをしました。第2セット後の休憩の間、私たちは戦術がうまく機能していたことを話し、より安定したブロックをしようと気持ちを整えたので戦う意欲を失いませんでした。』
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