


第1セットはスタートからスパイクが決まらず4連続失点で出遅れながらも2点差、1点差の状態で付いて行き、10点を超えたところから何度も同点にまではしたものの、もう1本が出ず終盤にサーブミスと相手のキルブロックで痛い連続失点をしました。
第2セットも序盤からリードを許して3-8で1回目のテクニカル・タイムアウトを迎えましたが、エンジンが掛かり始めて12-12の同点に追い付くと、今度はここで止まらずに14-12と2点のリードを奪いました。
そこから14-15と逆転されるも粘って20-19と再逆転したものの、そのまま逃げ切れず21-22とまたリードされました。
デュースになってトヨタ車体がセットポイントを握っている時にブロックか何かでゆっくりとアローズのコートの前衛にボールが落ちかけましたが、懸命に上げて逆転に繋げ、正に守り勝ったセットでした。
第3セットは立ち上がりからアローズが一歩前に出る展開になり、早い段階でトヨタ車体のダニエルソン選手がベンチに下がって一時はアローズが18-13と5点をリードしました。
ところが、ピンチサーバーで登場した地元・大津市出身の日隈選手のサイドハンドサーブにリズムを狂わされ、一気に18-20とされました。
それでも粘って26-25と逆転してセットポイントを握ったものの、決め切れませんでした。
中盤から逆転に次ぐ逆転の展開になった第4セットは迫田選手が得点の大部分を叩き出してチームを救い、会場を沸かせました。
第5セットは4-1と良い滑り出しを見せ、8-5から3連続失点で追い付かれながらも11-9と再び逃げました。
しかし、また決定力不足の症状が出て年内最後のリーグ戦の試合を白星で飾ることはできませんでした。
このセットも早々と相手のダニエルソン選手がベンチに下がっていました。
トヨタ車体に敗れたのは08/09シーズン(第2レグでフルセット負け)以来です。
得セットと失セットが交互に続き勝ったり負けたりして、今季を象徴するようなホーム2連戦でしたね。
しかし、ホームで連敗するのを避けて、白星先行で新年を迎えられるのは良かったです。
アタック決定率ではトヨタ車体を上回りましたが、スパイクミスによる失点がアローズは12点、トヨタ車体が7点で、アタック効果率にするとアローズ32.0%、トヨタ車体32.5%となります。
キルブロックの数も相手の方が上なので、これでは苦しいですね。
スパイクミス以外も含めて今季ここまでの8試合で相手の方がミスによる失点が多かったのはパイオニア戦とJT戦だけで、アローズのミスの多さが目立ちます。
第2セットに途中出場し、第3セットからはスタメンだった迫田選手が両チーム最多の71本ものスパイクを打って42.3%の決定率を残して、サービスエースは1本決めて両チーム最多の合計31得点を挙げました。
荒木選手も58.6%と高い決定率をマークし、キルブロック3本、サービスエース2本と合わせて22得点を取りました。
二見選手は荒木選手を上回る4本のキルブロックを決めています。
迫田選手以外でサイドにもう一人コンスタントに点が取れる選手がいれば良かったのですが思い通りにはいかず、力不足を痛感させられました。
トヨタ車体はダニエルソン選手が38.2%の決定率で、キルブロック4本とサービスエース1本を合わせて26得点を挙げました。
その対角の竹田選手は決定率36.5%で、キルブロックは2本あって合計21得点を取りました。
それから、ライトの山田選手は40.6%と4割を超える決定率を残し、キルブロックを2本、サービスエースは1本決めて合計得点は16得点でした。
矢野選手は打数が少ないものの、46.7%の決定率をマークして、キルブロックは4本ありました。
衛藤選手は決定率が低かったですが、ブロックで4点を取っています。



アローズのピンバッジとニューバージョンのクリアファイルです。

今年11月から来年12月までのポスター型カレンダーには今季のV・プレミアリーグと全日本選手権の試合日にマークが入っています。
あと、ミズノ製のレプリカTシャツも販売されていました。
<現在の順位>1位:シーガルズ 6勝2敗(セット率:1.83)
2位:NEC 6勝2敗(セット率1.67)
3位:久光製薬 6勝2敗(セット率:1.50)
4位:東レ 5勝3敗(セット率:1.25)
5位:デンソー 5勝3敗(セット率:1.00)
6位:トヨタ車体 3勝5敗
7位:JT 1勝7敗
8位:パイオニア 0勝8敗
シーガルズが久光にフルセット勝ちして首位に立ちました。(第1レグでアローズがフルセット勝ちしたチームが1位2位ですね)
この試合での久光の長岡選手の決定率は35.7%で、今季ここまで一番低かったです。
そして、アローズの荒木選手が決定率部門でもトップとなり、ブロック決定本数とサーブ効果率と合わせて現在3冠です。
サーブレシーブ成功率では小平選手が首位をキープし、濱口選手が2位に上がりました。
総得点ではシーガルズの栗原選手と福田選手が1位、2位で、補強が功を奏しています。
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