第1セットは7-6から2連続失点、2連続得点、3連続失点、2連続得点、2連続失点、3連続得点、3連続失点と抜け出せず、14-16とリードされて2回目のテクニカル・タイムアウトに入りました。
そして、17-18からミス2本と相手のキルブロックで3連続得失点しました。
すぐに迫田選手のスパイクと和田選手のキルブロックで19-21と2点差に詰めたものの、20-22からサーブミスと相手のキルブロック2本でセットを先取されました。
第2セットも1回目のテクニカル・タイムアウトはNECに1点リードされて迎えました。
しかし、9-10から荒木選手のBクイック、迫田選手のバックアタック、高田選手のサービスエースで12-10と逆転しました。
13-11から2連続失点しましたが、直後に迫田選手のスパイクとキルブロック、それと相手のサーブレシーブが乱れて16-13となりました。
その後2連続失点をして1点差まで詰め寄られて終盤に入るも21-20から荒木選手がブロードを決め、次に荒木選手のサーブでサーブレシーブを崩して23-20となってそのままアローズが1セットを取り返しました。
得点者として連続得点の所では序盤にしか絡んでいませんが、このセットで木村選手が調子を上げてきました。
第3セットも1回目のテクニカル・タイムアウトはNECの1点リードで迎えました。
テクニカル・タイムアウト明けにも失点し、8-9からも2連続失点して8-11となりました。
しかし、そこから宮田選手のAクイックと木村選手のフェイントで2連続得点し、10-12からは相手のサーブミスとヴァインデヴォーゲル選手のキルブロック、13-14からは荒木選手のブロードと相手のスパイクミスで2連続得点して1歩前に出ました。
16-16からは迫田選手のスパイクと相手のホールディングで18-16とするとそれだけでは終わらず、ガライ選手のバックアタックを木村選手が上げて記録員席の前に飛んだボールを中道選手が追っ行ってアンダーで自陣に戻し、高田選手がアンダーでNECコートに返したボールをNECが繋げず1点を追加し、更に迫田選手にキルブロックが出て20-16と4点差を付けました。
1点返された後にも高田選手のスパイク、迫田選手のサーブで崩しての木村選手のダイレクト、木村選手のキルブロック、宮田選手のAクイックで4連続得点を取りました。
第4セットはこの試合初めて先に1点目を取り、次の得点もアローズでしたが、直後に2連続と3連続失点してまた1回目のテクニカル・タイムアウトはNECに1点リードされた状態で迎えました。
8-9から高田選手のスパイクと迫田選手のサービスエースで逆転しました。
しかし、13-12から2連続失点、2連続得点、2連続失点、3連続得点、2連続失点と交互にあって18-18と競り合いが続き、19-18から相手のスパイクとアローズのスパイクミスで19-20と逆転され、その後はサイドアウトが続いて落としました。
まだセットを落としただけなら良かったのですが、20-21の場面で木村選手がスパイクを打って着地した時に足を攣ったようで峯村選手と交代し(デンソーとの全日本選手権の決勝戦の時と似ています)、22-23のところでは
荒木選手内田選手と接触した田代選手が足を負傷して交代して、不安を抱えて第5セットに入ることになりました。
第5セットは1-0からサービスエースも許して3連続失点した直後に迫田選手のスパイクと相手のミスで2連続得点し、3-4からは宮田選手のAクイック、中道選手のサービスエース、それと相手の2段トスが長くて返球がマーカー外通過して3連続得点が入って6-4と2点リードしました。
しかし、スパイクが決まらず拾われ、杉山選手にスパイクを2連続で決められて6-6と振り出しに戻りました。
その後しばらくサイドアウトが続き、その中の10-9でのサーブの場面で木村選手がコートに復帰しました。
そして、11-11から迫田選手のスパイクでの2連続得点して13-11としましたが、スパイクミスとサーブレシーブのミスもあって3連続失点で13-14と逆転され、迫田選手のスパイクでデュースに持ち込んだものの14-14から2連続失点して力尽き、黒鷲旗での連覇も止まって3大大会(V・プレミアリーグ、全日本選手権、黒鷲旗)は4シーズンぶりの無冠に終わりました。
途中出場の高田選手が42.9%、宮田選手が5割のアタック決定率をマークしましたが、それでも両チーム決定率の差を埋め切ることができませんでした。
NECのセンターの杉山選手に54.8%、内藤選手に62.5%の決定率を許し、エースのガライ選手には40.4%、ガライ選手の対角の内田選手にも38.6%の決定率を残されて、決定率がレフトもセンターもNECの2人の方がアローズのそのポジションの選手を上回っています。
今季のV・プレミアリーグでは2勝2敗、得セット9、失セット8と一番アローズが苦しめられたのがこのNECでした。
久光製薬とアローズの次はJTが相手で、NECにとって今大会の決勝Tは正にV・プレミアリーグの決勝Rのようですね。
今季のアローズの3大大会でのフルセットゲームの成績は3勝5敗です。
2冠をしていた頃に比べて粘りと勝負強さが足らず相手に優しく、勝てそうなのに勝ち切れない試合が目立ちましたね。
全日本選手が抜けていた時期のアローズは国体以外優勝し、国体も2位で、全日本は世界選手権で銅メダルを獲得しましたが、全日本選手も出場した国内の3大大会のアローズの成績を見ると、世界選手権の全日本に5人選ばれて悪い影響もいくらかあったかなと感じます。
全日本は五輪の切符も手にしなければなりませんが、アローズはこのまま落ちて行かずに来季は1つでもタイトルを奪還してほしいです。
バランス良く育成と補強に力を入れ、全日本選手の不調やケガをものともしないチームを作って最強で最恐のアローズが復活することを願います。
今シーズンもお疲れ様でした。
男子のアローズは黒鷲旗の準決勝でサントリーにフルセット勝ちして堺との決勝戦に進みました。
男子はV・プレミアリーグの悔しさを晴らしてほしいです。
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