女子の欧州CLのファイナル4準決勝でペーザロがR.バクーに1-3で敗れてまたしても決勝戦に進めず、同大会でのイタリア勢の連覇は6でストップし、イタリア勢の連続決勝進出記録も7で止まりました。
準決勝のもう1試合ではV.G.シゴルタが世界チャンピオンでホームのフェネルバフチェをフルセットの末に下し、決勝戦はV.G.シゴルタ(トルコ)×R.バクー(アゼルバイジャン)というこれまで同大会で優勝経験の無い国のチーム同士(アゼルバイジャンのチームの決勝進出は初)の対戦で、しかもこの最高の舞台で元アローズのセルビア人選手であるニコリッチ選手(V.G.シゴルタの12番)とゴルボビッチ選手(R.バクーの12番)がスタメンで相対することになりました。
これはアローズの誇りですね。
そして、V.G.シゴルタがストレートで完勝して初優勝を決めました。
イタリアがトルコに覇権を渡しましたが、V.G.シゴルタの監督はドイツ代表も率いているイタリア人のグイデッティ監督です。
<ファイナル4 試合結果> 準決勝(19日)
V.G.シゴルタ 3-2 フェネルバフチェ (19-25、25-21、21-25、25-19、15-11)
R.バクー 3-1 ペーザロ (25-23、25-16、13-25、25-14)
3位決定戦(20日)
フェネルバフチェ 3-1 ペーザロ (12-25、25-21、25-21、25-21)
決勝戦(20日)
V.G.シゴルタ 3-0 R.バクー (25-13、25-20、25-18)
決勝戦のニコリッチ選手のアタック決定率は42.1%で、キルブロックは5本、サービスエースは2本決めて両チーム最多の合計15得点を挙げ、ベストスコアラー賞を受賞しました。(Will you come back to Shiga?)
決勝戦でのチームの決定率が48.1%のV.G.シゴルタに対し、R.バクーは両レフトが奮闘するもチーム決定率は35.6%で、ゴルボビッチ選手はスパイク打数が8本だけで決定本数も2本しかありませんでした。
しかし、その前の準決勝ではゴルボビッチ選手は13本中9本決めています。
<個人賞> MVP:マウゴジャータ・グリンカ=モゲンターレ(V.G.シゴルタ)
ベストスコアラー:イェレナ・ニコリッチ(V.G.シゴルタ)
ベストスパイカー:マノン・フリール(ペーザロ)
ベストブロッカー:マヤ・ポリャク(V.G.シゴルタ)
ベストサーバー:ナタリア・マーマドワ(R.バクー)
ベストセッター:オズゲ・クルダル(V.G.シゴルタ)
ベストリベロ:ギゼム・グレセン(V.G.シゴルタ)
ベストレシーバー:ギョズデ・クルダル(V.G.シゴルタ)
VakifGunesTTelekom completes Turkish fairy tale in Istanbul (CEV)
決勝戦のスタッツ (CEV)
個人賞の表彰式の模様 (You Tube)
CEVカップとチャレンジカップは準決勝が終わりました。
CEVカップはバルボッサ選手が所属する(しかし試合には出ていないようです)ロシアのクラスノダールとイタリアのウルビーノがそれぞれゴールデンセットの末に決勝戦に進出しました。
チャレンジカップではアゼルバイジャンのロコモティフとアゼレイルが決勝戦で戦うことになりました。
佐野選手が所属するイトゥサチはロコモティフとの準決勝でゴールデンセットに持ち込んだものの敗れました。
ゴールデンセットはセット率で並ばなくても1勝1敗になれば採用されるそうです。
インテルのファンとしてはサッカーのCLでこういうルールが無くて良かったです。
180分を終えて1勝1敗ながら何とか得失点差やアウェーゴールで上回っているのに、これで特にビッグクラブとのアウェーゲームで延長戦になったら堪りません。(昨季の準決勝のバルセロナ戦とか今季の決勝T1回戦のバイエルン戦とか・・・)
<CEVカップ 準決勝の試合結果> ○クラスノダール(ロシア) ×ドンブローヴァ・グルニチャ(ポーランド) 第1戦(15日)
ドンブローヴァ・グルニチャ 3-0 クラスノダール (25-14、25-20、25-23)
第2戦(20日)
クラスノダール 3-2 ドンブローヴァ・グルニチャ (25-21、22-25、25-12、24-26、15-13)
ゴールデンセット:16-14
○ウルビーノ(イタリア) ×レッドスター(セルビア) 第1戦(16日)
レッドスター 3-1 ウルビーノ (25-19、23-25、25-19、25-21)
第2戦(20日)
ウルビーノ 3-0 レッドスター (29-27、25-14、25-19)
ゴールデンセット:15-12
<CEVカップ 決勝戦の組み合わせ> クラスノダ―ル×ウルビーノ
第1戦:3月30日、第2戦:4月3日
<チャレンジカップ 準決勝の試合結果> ○ロコモティフ(アゼルバイジャン) ×イトゥサチ(アゼルバイジャン) 第1戦(16日)
イトゥサチ 0-3 ロコモティフ (21-25、20-25、26-28)
第2戦(20日)
ロコモティフ 2-3 イトゥサチ (25-23、20-25、22-25、25-14、8-15)
ゴールデンセット:15-13
○アゼレイル(アゼルバイジャン) ×ウラロチカ(ロシア) 第1戦(15日)
アゼレイル 3-2 ウラロチカ (25-22、22-25、25-21、29-31、15-13)
第2戦(19日)
ウラロチカ 1-3 アゼレイル (15-25、21-25、25-23、19-25)
<チャレンジカップ 決勝戦の組み合わせ> ロコモティフ×アゼレイル
第1戦:3月29日、第2戦:4月2日
CEVカップとチャレンジカップでは3位決定戦は行われません。
セリエA1のレギュラーシーズンは第16節まで終わり(ペーザロとウルビーノは他チームより1試合未消化)、勝ち点36(12勝4敗)でベルガモが首位に立っています。
2位は勝ち点34(12勝4敗)のヴィッラ・コルテーゼ、3位が勝ち点32(10勝5敗)のペーザロで、4位のノヴァーラも勝ち点が32(10勝6敗)です。
パヴィーアの狩野選手は第15節のペルージャ戦(2-3)と第16節のベルガモ戦(1-3)で2桁得点をしましたが2勝目はならず、パヴィーアは現在勝ち点5の最下位で1つ上のピアチェンツァとは勝ち点10の差があります。
コッパ・イタリアの準々決勝は9日と23日に行われ、準決勝の組み合わせはペーザロ×ベルガモとヴィッラ・コルテーゼ×ブスト・アルシーツィオになりました。
準決勝(4月16日)と決勝戦(17日)はシチリア島にあるカターニャで行われます。
日本トップリーグ連携機構の
ヨーロッパニュース に魏紀中FIVB会長の日本へのメッセージが紹介されていました。
● バレーボール: FIVB会長が日本へメッセージ、日本での国際大会は今後検討 FIVB(国際バレーボール連盟)のウェイ・ジーツオン会長は17日、11日に発生した東日本大震災について、声明を発表した。 FIVBは今年、日本でワールドリーグ、ワールドグランプリの予選に加え、11月に男女のワールドカップを開催する予定だが、同会長はこれらの大会開催について、今後の状況を見ながら対応を検討するとの見方を示した。 「私たちは、日本の人々、世界のバレーボール関係者と心をひとつにしている。日本の状況がこれ以上悪化しないよう、心より願っている。年末に日本で行われるFIVBの大会については、今後の状況を見守りたい。万が一、これ以上日本の状況が悪化することがあれば、対応を検討することになる」
FIVBのHPのトップページ の右側には全日本選手やファンのスライドショーがあり、その下に「日本の方々にお見舞い申し上げます」というような英文が書かれています。
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