この試合も今季のアローズを象徴するような内容でした。
第1セットは16-20からヴァインデヴォーゲル選手のスパイク、それに木村選手のキルブロックとスパイクで3連続得点して1点差にしました。
2連続失点で19-22となった直後には木村選手のスパイクとヴァインデヴォーゲル選手のサービスエースなどで4連続得点して23-22と逆転しました。
しかし、そこからスパイクが決まらず、NECに締まった守備からスパイクを決められて3連続失点してセットを落としました。
第2セットは相手のミスもあってアローズがスタートから5連続得点で飛び出しました。
ところが、連続得点が取れなくなり、逆に2連得点を4回、3連続得点を2回重ねられて14-18とされました。
20-23からヴァインデヴォーゲル選手のスパイクと荒木選手のキルブロックで22-23と1点差にしたものの、最後はガライ選手のスパイクと杉山選手のキルブロックで2連続失点しました。
第3セットは相手のミスにも乗じて序盤から連続得点を重ねました。
13-6からはアローズにも続けてミスが出るようになって14-11と差を縮められましたが、すぐにヴァインデヴォーゲル選手の2本のスパイクと荒木選手のキルブロックで3連続得点し、19-14からは荒木選手、和田選手、迫田選手のスパイクで4連続得点して大きくリードを奪って1セットを取り返しました。
第4セットは序盤に3連続失点2つでリードされるも3-7から相手のサーブミス、ヴァインデヴォーゲル選手のサービスエース、それと木村選手のキルブロックで3連続得点し、6-8からは相手のサーブミス、そして迫田選手と荒木選手のスパイクで4連続得点して10-8と前に出ました。
14-12からは木村選手の2本のスパイク、荒木選手のダイレクトとキルブロック、ヴァインデヴォーゲル選手のキルブロックで5連続得点しました。
それで結局セットを取れたのですが、19-13のところで2枚替えをした後にバタバタして流れが悪くなり、20-18からセッターを中道選手に戻すも21-21と同点に追い付かれ、23-23から木村選手のブロックアウトで2連続得点して逃げ切るという苦しい内容になってしまいました。
第5セットはNECに先手を取られ、6-9から迫田選手のスパイクとヴァインデヴォーゲル選手のキルブロックで1点差に詰め寄ったものの、そこから完全に受け身になって致命的な4連続失点を喫してそのまま敗れました。
木村選手のスパイクが不調で、迫田選手も決定率は30%半ばと高くはなくバックアタックは1本しか決まりませんでした。(チーム全体でも決まったバックアタックはこの1本のみ)
合計得点は2人ともチーム最多の18得点でした。
ヴァインデヴォーゲル選手も大崩れはしていませんが、決定率は34.5%でした。
ただ、キルブロックは4本、サービスは2本決めています。
和田選手は最終的な決定率が40.7%ながら荒木選手よりも打数が多く、サービスエースも1本決めて健闘した印象があります。
荒木選手はキルブロックを6本決め、決定率も5割あったものの、打数が両チームのスタメンのアタッカーの中で一番少ない18本でした。
NECのガライ選手の決定率は34.7%で高くはないですが、バックアタック決定率は46.2%ありました。
そして、キルブロック4本と合わせて両チーム最多の合計30得点を挙げていて、エースの仕事を果たされました。
それから、松浦寛子選手に46.9%の決定率を残されて合計15得点、杉山選手には5割の決定率でキルブロックは4本決められて合計19得点を取られました。
真価が問われた今週の2試合はいずれもフルセットで敗れ(2試合とも同じ主審と判定員です。第1レグでNECにフルセット勝ちした試合の主審も田野昭彦さんでした)、同一の大会では08/09シーズンのV・プレミアリーグ開幕2戦目3戦目以来の連敗を味わいました。
大会をまたいでの連敗も08/09シーズンの全日本選手権の準決勝と新年最初のV・プレミアリーグの試合で負けて以来だと思います。
下位からの取りこぼしもいけませんが、上位対決でも優位に立たないとキツイです。(JTにも勝ち越している気はしないし・・・)
しかし、これが決勝Rでなくて良かったです。
そして、負けは負けでもフルセットで負けたおかげでまだセット率で2位です。
今週、NECと久光製薬に勝ってくれたJT、それからデンソーに勝ってくれたパイオニアとトヨタ車体には感謝したいです。
レギュラーRはあと10試合になりました。
次にアローズは山形県で12日(土)にシーガルズ、13日(日)には地元のパイオニアと対戦します。
パイオニアも最近好調で、7位ながら4強が射程圏内ですが、アローズは2位の座をキープして余裕を持って今後のレギュラーRを進めていくためには2試合とも落とせません。
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