加奈選手が引退することになりました。
今後は東レに籍を置いたままバレーの普及や発展に努めていく予定で、ブログも続けたいそうです。
大山加奈選手から引退コメント(アローズ公式HP)
ありがとうございました(KANA OYAMA)
大山加奈が現役引退 元日本代表アタッカー(産経新聞)
加奈選手は2002年に成徳学園高校(現・下北沢成徳高校)を3冠に導き、2003年にアローズに入団しました。
そして、日本人離れしたパワフルなスパイクを武器に1年目からVリーグでレギュラーとして出場して新人賞を獲得しました。
黒鷲旗では2006年と2007年にベスト6を受賞し、高校時代の2002年には若鷲賞を受賞しています。
高校時代から全日本にも選ばれて2002年の世界選手権に出場し、アローズに入ってからは2003年と2007年のW杯、2004年の五輪に出場しました。
加奈選手に魅了されたファンも多く、バレーボール人気を再燃させた選手の一人でした。
周りからの期待が大きかった選手だけにいろいろとプレッシャーもあったでしょう。
近年は故障との苦しい戦いが続いていました。
04/05シーズンのVリーグの後から05/06シーズンのVリーグ開幕までの間に高校時代からあったという腰痛の治療に専念し、06/07シーズンにはルーズショルダーで全日本を離脱してV・プレミアリーグの終盤までプレーできませんでした。
07/08シーズンにはW杯で腰痛が悪化し、V・プレミアリーグは全試合欠場となりました。
2008年の北京五輪出場も断念して腰の手術に踏み切り、リハビリを経て08/09シーズンのV・プレミアリーグの終盤に復帰しました。
09/10シーズンのV・プレミアリーグでは開幕戦からスタメンで出場していました。
ところが、12月の滋賀でのホームゲームの時に腰痛が再発して戦線を離脱し、決勝Rの前にチームを離れて治療に専念することが発表されていました。
僕は元々全日本の試合はTVでよく観ていて、情報量は少ないもののVリーグやアローズにも興味はありましたが、2003年のW杯まで試合会場に行ったことがありませんでした。
それで、2003年のW杯にアローズ所属の加奈選手が出ていて、初めて会場で観戦したキューバ戦のフルセット勝ちにとても感動し、それがきっかけでVリーグの会場に足を運ぶようになりました。
あの試合とあのメンバー、特に加奈選手がいなかったらおそらくまだVリーグの試合には行っておらず、夏と秋に全日本の試合をTVで観ているだけかもしれません。
故障によって26歳で引退するのは本当に残念ですが、自分の道は自分で決めるのが一番なので加奈選手の意思を尊重したいと思います。
お疲れ様でした。
新しい道でも活躍することを願っています。
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