第1セットは1-2から9連続得点を奪って大きくリードし、19-7辺りまでは本当に鬼のように厳しく引き締まったバレーをしていました。
その後はミスが出たりして連続得点は取れなかったものの、序盤の連続得点が効いて第1セットを先取しました。
しかし、第2セットの前半は第1セットの後半の流れのままで連続得点が取れず、逆に4-3の場面と6-8の場面から4連続失点をしてバタバタしました。
それでも後半に木村選手が主な得点源となり連続得点が出始めて追い上げたのですが、デンソーをかわすのには遅かったです。
第3セットも前半はバタバタして追う展開になりましたが、13-19と17-20の場面から4連続得点を取って21-20と逆転に成功しました。
直後に3連続失点(2点目はサーブレシーブが大きくなってドリブル)で21-23と逆転され、荒木選手のクイックと相手ミスで2点を返して23-23の同点とし、また1点を返されて23-24とセットポイントを握られながら木村選手のスパイクとブロックで2連続得点を取って25-24とセットポイントを奪い返しました。
しかし、26-25から井上香織選手のブロックとアローズのミスで2連続失点をして、その後は暫くサイドアウトの繰り返しとなり(ここでの2本のサーブミスも悔やまれます)、33-33からミスもあって2連続失点をしてセットを落としました。
第4セットは2-0から矢野選手のサービスエースや井上香織選手のブロックなどで3連続失点をした後に迫田選手のサーブで崩して4連続得点を奪い、7-5からも木村選手と迫田選手のスパイクなどで4連続得点を取り、更に11-6からは相手のミスで2連続得点が入って13-6と7点のリードがありました。
直後にスパイクミスや細田選手のブロックなどで4連続失点をしましたが、また相手ミスに助けられて2連続得点を取って15-10となりました。
そして、21-16とその点差を保ったままセットを終えようとしていました。
ところが、矢野選手のブロック、アローズのオーバーネット、サーブレシーブが大きくなって矢野選手のダイレクト、それから細田選手のブロックで4連続失点を喫して21-20と1点差まで追い上げられました。
アローズは何とか24-22まで行ったもののスタエレンス選手のスパイクと井上香織選手のブロックで2連続失点をして24-24とされ、25-24からもスタエレンス選手のスパイクとアローズのスパイクミスで2連続失点、26-26からも細田選手と矢野選手にスパイクを決められて2連続失点を喫し、昨年と同じ準決勝で敗退しました。
相手にダメージを与える効果的なブロックをしたのはデンソーでした。
それでまたブロックで井上香織選手(キルブロック5本)にやられ、スパイクで矢野選手(55.6%)と鈴木選手(44.0%)に高い決定率をマークされました。
絶望するぐらいの力の差は感じませんが6日前と同じように競り負け、運とかではなく「力不足」と言うしかないです。
6日前もセットの中で波があり、取ったセットでも終盤に追い付かれてヒヤヒヤしました。
相手は同じV・プレミアリーグのチームでましてやアローズはリーグを2連覇中なので、白熱した内容になってもチームとしてはやはり勝たないと「良い試合」にはならないと思います。
ただ今回、前衛で木村選手ほどまでの数は決められなかったものの、普段控えにいることが多い迫田選手がスタメン出場し、スパイクを決めて頼もしく思えるシーンがあったのは良かったです。
それから、全てのプレーが上手くいったわけではありませんが、全日本でもスタメンの荒木選手と木村選手は次元の違う所にいますね。
これでアローズの2009年の公式戦が全て終わりました。
お疲れ様でした。
もう第一目標のV・プレミアリーグに集中です。
リーグ戦再開までは3週間(グラチャン終了からリーグ戦開幕までの期間より長い)あります。
選手は負けた試合を振り返らないわけにはいかないので大変ですが、今後のためにしっかり課題を見直してリーグ戦再開に備えてほしいです。
明日の決勝戦のデンソー×久光もリーグ戦で勝つための材料にできるのではないでしょうか?
年が明けてアローズは
いしかわ総合スポーツセンターで1月9日(土)に久光、10日(日)にパイオニアと対戦することになっています。
これもアローズのホームゲームです。
そして、久光戦が第1レグ最後の試合です。
全日本選手権準決勝のもう1試合は久光が東龍を3-1で下しました。
東龍は敗れはしたものの久光からもセットを取り、優勝はしなくても今大会で一番褒め称えられるべきチームです。(アローズと東龍の3位決定戦が無いのは残念なような助かったような・・・)
Vリーグは目を覚まさないといけません。
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