アローズは昨日の開幕戦と同じスタメンでスタートしました。
第1セットの序盤は昨日の不安を吹き飛ばすように得点を重ねて一時は9-3と6点差を付けたものの、シーガルズのブロックや速い攻撃に苦しみ出してもつれました。
そして、21-22と2度目の逆転を許してタイムアウトを取り、荒木選手のスパイクで22-22とした直後の中道選手のサービスエースが効きました。
第2セットは第1セット以上の接戦となり、お互いに4度ずつセットポイントを握って最終的にアローズがセットを取りました。
27点目から32点目まで全て木村選手の得点でした。
しかし、29-30の場面で「この試合の行方を決定付けた」とも言える大きな判定がありました。
木村選手のスパイクが僅かにエンドラインを割ってシーガルズがセットを取ったかと思われましたが、シーガルズコート側のラインズマンは一人がワンタッチ、もう一人がアウトのジェスチャーをして主審が2人を呼び、主審はワンタッチの判定を下してアローズの得点になりました。
コートエンドのカメラが映した映像のリプレーではブロックに飛んだ神田選手は明らかにボールに触れていませんでした。
それで30-30となり、直後に木村選手の2連続サービスエースが出ました。(さすが只者ではありません)
ワンタッチの判定はラッキーでした。
勝つためには運も必要なんですが、被害を受けることになったシーガルズはやりきれないと思います。
接戦での誤審は特に辛いです。
第3セットはライトに芝田選手(ここで今季初登場)が入り、木村選手はここ数年ずっと担当していたレフトに回って加奈選手と対角を組みました。
それから、第2セットの途中で森選手に代わって入った和田選手がそのまま残りました。
それで芝田選手のブロックやスパイクなどで序盤から4連続得点と5連続得点を奪ってリードを広げました。
10-4から4連続失点もありましたが、そこから加奈選手が16-12となるまでのアローズの全6得点を叩き出しました。
そのあとも完全にアローズが主導権を握り、ピンチサーバーの高田選手にサービスエースが出たり、芝田選手に3本目のキルブロックが出たりして2戦目で初勝利を収めました。
木村選手が両チーム最多の22得点を挙げ、サービスエースは3本ありました。
アタック決定率は37.3%でした。
加奈選手も決定率は僅かに4割には届かなかったものの、39.5%の決定率を残して合計20得点をマークしました。
本人もホッとしていることでしょう。
第3セットから出場した芝田選手の決定率は50.0%で、上にも書いたようにこの1セットだけで3本のキルブロックを決めました。
控えに置いておくのは勿体ないですね。
それと、和田選手が60.0%の決定率で、キルブロックは1本出ました。
築地選手と宮田選手が故障していてセンターの控えが和田選手しかいない中、期待に応えてくれました。
和田選手は小・中・高と東京の学校ですが、出身が兵庫県神戸市ということでグリーンアリーナ神戸で良いプレーができて嬉しいですね。
初勝利を来週に持ち越さず今日勝って1勝1敗にできて本当に良かったです。
次にアローズは秋田県で12月5日にパイオニア、6日にNECと対戦します。
森選手とバルボッサ選手の復調も期待したいです。
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