東レ 3-0 久光製薬(25-13、25-18、25-15)
Vリーグ女子史上初の連覇達成です。
そして、このメンバーでは初優勝です
おめでとうございます

決勝戦はアローズが各セットで序盤から走って相手を圧倒し、すんなりと3セットで決着が付きました。
第2セットには0-1から10連続得点を記録しました。
波に乗っているチームはツキもあり、このセットの7-1の場面で狩野舞子選手のバックアタックに中道選手は逆を突かれましたが、ボールが足に当たって普通にレシーブしたように味方の芝田選手に繋がり、芝田選手のトスを木村選手が決めました。
10連続得点の直後に5連続失点をしましたが、そこで菅野監督がこの試合唯一のタイムアウトを要求して悪い流れを断ち切りました。
第3セットもいきなり6連続得点で飛び出して優位に進め、相手のサーブミスで24-15となってついにチャンピオンシップポイントを迎えました。
それで最後は芝田選手と宮田選手の2枚で相手のスパイクをシャットアウトしてコートに歓喜の輪ができました。
昨季もブロックで優勝を決めましたね。
アローズのサーブレシーブ成功率は61.0%と低めで、アタック決定率38.7%は今季のチームの平均ぐらいですが、キルブロックが10本、サーブ効果率が12.3%でサービスエースは4本出ました。
繋ぎも良かったです。
一方の久光は全ての面に於いて力を十分に発揮できずミスも目立ちました。
アローズは芝田選手が好調で43.8%の決定率を残しました。
張選手の決定率は33.3%でしたが、キルブロック3本、サービスエースは1本決めて両チーム最多の17得点を取るあたりは流石です。
木村選手は決定率36.4%、キルブロック2本、サービスエース1本、サーブレシーブ成功率70.0%で、攻守に渡ってチームに貢献しました。
それから、宮田選手が3本のキルブロックをマークしました。
第10回Vリーグの決勝戦で忘れ物をした東京体育館から今回はしっかり優勝を持ち帰りましたね。
これでレギュラーRから12連勝です。
改めまして、おめでとうございます。
そして、約5ヶ月お疲れ様でした。(と言ってもすぐに日韓Vリーグトップマッチがあります)
抜けた主力の穴を埋めた東レが2連覇(MSN産経ニュース)
3-0のストレート勝ち。完全な勝利だったといっていい。東レの勝利を祝福する紙テープが体育館を埋め尽くす中、コートに久光製薬の選手が力なくへたり込む。そのそばでは2連覇を達成した東レの選手らに笑顔の花が咲いていた。
第1セットから、張らの鋭いサーブで相手のレシーブを崩し主導権を握ると、第2セットは10連続得点を記録。その勢いで第3セットまで駆け抜けた。「全員良く動いてくれた。すごく成長した」と菅野監督は驚きの表情をみせた。
今季、荒木と冨田のセンターが2人が離脱。「彼女らがいれば…」とシーズン前、指揮官は頭を抱えた。個々の力で劣るチームは「団結力」をテーマにフォローアップを練習。木村はそれに加え、自発的に相手のビデオを見てデータを収集した。この試合で相手の癖を盗みアタックを2度ブロック。「あまりブロックは得意ではないんですが」とはにかんだ。
大幅なメンバー交代の中での優勝。逆境の中での連覇はチームが黄金期に入ったことの証明かもしれない。
優勝インタビュー菅野監督― 最後のブロックが決まった瞬間、両手で拳を握りました。どんなお気持ちでしたか?
『今年はですね、ホントに苦しい1年でしたので、「選手がホントよく頑張ってくれた」そういう思いで、いろいろ今までの苦しかった思いが出てきてホントに嬉しく思いました。』― 今シーズンは周りから“連覇”という期待がかかる中でのシーズンでしたがいかがでしたか?
『「全然連覇できるようなチームではない」と、「一からやり直す」ということでやってきましたので、そういう意味ではホントに「みんなが地道に心を込めて練習に取り組んできた成果」という風に思っています。』― 今日は久光に対して思い通りのバレーボールができたんじゃないでしょうか?
『久光さんはですね、ホントに手強い相手だと思ってましたんで、緻密に計画してきたつもりですけれども、「それ以上に選手が動いてくれた」という風に思っています。』― いろいろ良い点があると思うんですが、監督が今日見て一番良かったのは何処ですか?
『最初からですね、「攻める気持ち、強い気持ちを持って一つ一つボールに取り組めた」という所が勝因という風に思っています。』― それから、繋ぐ辺りも非常に目立ちましたが・・・。
『シーズン通してブロックの良いチームではないので、「とにかくしつこく、粘っこくやろう」ということで、そういう意味ではリベロの濱口であったり中道中心にですね、「よく拾ってくれた」という風に思ってます。』― その中、相手のキープレーヤーのトム選手は最後まで自由にさせませんでしたね。
『やっぱり五輪の銀メダリストですので、油断を許さないということで、とにかくブロックの所は戦術を組んでやったつもりです。』― これでVリーグ(女子)史上初の2連覇ということになりますが、実感いかがですか?
『やっぱり、いざ2連覇したとなると非常に嬉しいですし、ホントに今年1年ですね、会社の方たちとかバレーボール協会の周りの方たちとかに支えられてやってきましたんで、ホントに嬉しく思ってます。』― 今日もたくさんのファンの皆さんが集まっています。一言お願いします。
『ホントにですね、東レアローズの所を心から応援していただいてありがとうございます。皆さんの支えがあってこのような2連覇という形になったと思っています。ホントにありがとうございました。』張選手― 今日も相手の3枚ブロックの上から打ち抜いていきましたね。
『自分的にはあまりよくありませんでした。』― ただ、ファーストセットで流れを作ったのは張選手のブロックポイントからだと思うんですけども・・・。
『みんなの努力の結果です。』― そして、今入った情報によりますと今シーズンのMVPが張選手ということで決まったようですが・・・。
『謝謝。』― どんなお気持ちですか?
『とても嬉しく思います。最初は苦しい戦いの連続で、優勝することができてとても嬉しく思います。』木村選手― Vリーグ初の連覇ですが、実感いかがですか?
『今はホントに嬉しいです。』― 今シーズンはチームから主力選手が抜けて木村選手が引っ張っていくそんなシーズンでしたがいかがでしたか?
『チームとしてはまだまだ足りない所もいっぱいあるし、やることもいっぱいるんですけど、チームワークはどこにも負けなかったと思います。』― それがこのファイナルの舞台でも十分発揮できましたよね。
『そうですね。全員の気持ちがホントにコートの中の人もコートの外の人も全員の気持ちが一つになって戦っていたので、ホントに良かったと思います。』― 木村選手のこれからの目標が新たに出てくると思いますが、お気持ちをお聞かせ下さい。
『自分としてはまだまだ足りない所がたくさんあって、課題もたくさんあるんですけど、こうやって全員で優勝できたっていうことはすごい嬉しいので、これからも頑張りたいと思います。』
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